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トップフルーツトピックス就活生とりんご生産者さん「絶対に妥協しない、手を抜かない」就活生が感じ入った中山さんの想いとは…

就活生とりんご生産者さん
「絶対に妥協しない、手を抜かない」
就活生が感じ入った中山さんの想いとは…
株式会社NOC 中山果樹園(米沢市) 中山城樹さん

はじめに

みなさん、こんにちは!
東北芸術工科大学 企画構想学科 3年片岡ゼミです。
現在私たちは、山形の若い世代の人達にもっと山形のフルーツの魅力を知ってほしい!という思いから、こちらのサイトとInstagramを活用して、「やまがたフルーツ150周年記念事業」のPR活動を行っています!

取材時の様子

私たち片岡ゼミは、冒頭でも紹介した通り、現在大学3年生。
大学3年生というと就職活動が始まり、自分の将来や仕事選びに悩み、向き合う時期。そんな私たちだからこそ感じた“仕事”として、農業に携わる人々の想いを今回は綴っていきたいと思います。

中山果樹園・よってってCAFFE

取材

10月下旬、米沢市にある「株式会社NOC 中山果樹園・よってってCAFFE」さんへ取材に伺いました。中山果樹園さんはりんご、ラ・フランス、さくらんぼなど複数のフルーツを生産しています。今回は、旬の「りんご」にフォーカスして取材を行いました!
そして併設されている“よってってCAFFE”さんでは、そのフルーツを使った多種多様なメニューを楽しむことができます!中でも看板メニューの「りんごあめ」は、外のカリカリの飴をかじった時に溢れる果汁や食感がたまらない絶品となっています!

よってってCAFFEさん 看板メニューの「りんごあめ 」

「株式会社NOC 中山果樹園」 中山城樹さん

今回私たちがお話を伺ったのは、株式会社NOC 中山果樹園の代表を務めている中山城樹(なかやましろき)さん。
中山さんは、宮城県仙台市のご出身。高校卒業後は会社員として働き、その後20代半ばで婿として米沢の奥様の実家が営む「中山果樹園」を継いだことが農家になるきっかけだったそうです。
中山さん自身、それまでは「農業や農家に興味は無かった」とのこと。
正直、就活生としてこのお話を伺った時、果たして自分の興味のない職というのはここまでやり続けられているものだろうか…なぜここまでできるのだろうと疑問に思いました。しかし、その疑問の答えは中山さんの人柄や仕事に対する向き合い方の中にありました。

中山城樹さん インタビュー時の様子

中山さんの想い・言葉

中山さんに農業の魅力について伺ったところ、二つの喜びを語ってくださいました。一つは、果物に愛情を込めて手をかけた分だけ、確かな実りとなって返ってくることへの達成感。もう一つは、お客様から「美味しかった」という言葉とともにリピート購入していただけることです。特に後者は、長年の経験があってこその喜びだといいます。このようなお客様の反応が「この人のために作るんだ!」という意欲につながり、中山さんの大切なモチベーションとなっているそうです。
このような達成感やモチベーションを感じられるまで、きっとたくさんの苦労や失敗があったのではないかと、私たちは過去の失敗について伺いました。すると中山さんは、「失敗を失敗と感じたことはない」とおっしゃいました。
「失敗は毎日しているだろうけど、それはただの失敗ではなく、この失敗をもとにああしよう、こうしようとは考えている。失敗しても良い、やらない後悔よりもやってみての後悔。程よい適当感。」と。
また、こうした仕事の大変なことに対しては、「大変だとは思わない、それはやらなければいけないことだから。天候や気候の対策もスピード感を持って、色々深く考える前に体を動かす。」ということもおっしゃっていました。

リンゴ農園にて作業時の様子

「果物は、自分がどれだけ手をかけてきたのかで、できが変わってしまう。」だからこそ中山さんには、譲れない信念がありました。それは『絶対に妥協しない。手を抜かない。』ということです。「これでいいだろうと仕事を“処理するもの、こなすもの”とするのではなく、真剣に仕事に向き合い、お客様のために提供する。そうすることでそれは自分の自信につながる」と。
お話を聞いていく中で、これこそが中山さんが自身の仕事に対して一番大切にしていることなのだと、強く感じました。そして、このように自身の中で一本の芯が通っているからこそ、失敗や大変なことに対して受け身ではなく常に能動的に捉えて動くことができ、それは達成感やモチベーションを生み出すことにつながる。そしてさらに、自信を持ってお客様に求められる商品を提供することができるのだと実感しました。

就活生が得た学び

今回の取材を通して、自分の信念を貫き、今目の前にあることを全力で取り組むことで、自然と自分が進むべき道が開けるということを学びました。
私たちが就活を進めていく中で、自分が一番大切にしたいことは何か、漠然と将来を描きつつもその中で今自分の目の前にあるものは何か、今一度自分を見つめ直すきっかけになりました。

中山さんのメッセージ

仕事をする上で、簡単に昔のものを捨て去るのは違う。昔のものでも良いものは残し、引き継いでいかなくではいけない。そしてそれに肉付けをしていくことが大事。
自分自らが進んで聞きにいかないと、社会は教えてくれない。
常に次のことを考えて、成長を止めないでほしい。

取材時の様子

最後に

取材にご協力いただいた、中山さんをはじめとした「株式会社NOC 中山果樹園・よってってCAFFE」の皆様、本当にありがとうございました。

なお、今回の取材内容は、「やまがたフルーツ150周年記念事業」公式Instagram(@YAMAGATA_FRUITS150)でも掲載しております!
Instagramでは、農園の様子や「よってってCAFFE」さんの素敵なメニューをより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください!!

最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事を通して、農家の方の想いと山形のフルーツの魅力が少しでも伝われば、幸いです。🍎

株式会社NOC 中山果樹園「よってってCAFFE」

住所
山形県米沢市舘山2-2-16
TEL
0238-22-1725
URL
https://www.nakayama-orchard.com/

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